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日本最大製薬会社の武田薬品が巨額M&Aに踏み切った理由を考察

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こんにちは、Kurochuです( ^ω^ )

最近、武田薬品がアイルランドの大手製薬会社シャイアーを約7兆円で買収するというニュースが世界中を駆け巡りましたね。

この巨額買収の為に、武田が7兆円をポンドに交換するとの期待から世界の為替相場までもが影響を受けるほどの巨額買収だったわけですが、なぜ武田薬品がこの買収に踏み切ったのか、これから就活を迎えるKurochuは気になったので業界研究ついでに色々と調べてみました。

武田薬品の世界での立ち位置

まず、世界上位10社の製薬会社と日系最大の製薬会社である武田薬品の売上高を比較してみると以下のようになります。

製薬業界の情報サイト「Answers News」の記事、『2017年製薬会社世界ランキング(速報版)』によると、ドル換算の売上高は武田薬品が18位となっています。

上位は欧米の製薬会社が独占しており、日本の製薬会社は遠く及びません。1位のロシュ(スイス)と比較してみると、売上高ベースで3倍近くも差が開いていることがわかります。

武田薬品が買収したシャイアーの立ち位置

上記の表に『シャイアー』の文字が見当たりませんよね??

そうなんです、武田薬品が7兆円出しても世界上位10社の企業は買えないんです。

なんと、シャイアーは19位で、武田薬品よりも下位なんです。

そもそもシャイアーがどういう会社かというと、

創業以来、患者が少ない希少病の治療薬に集中したユニークな会社だ。血友病や注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬など40種類の薬品を手がけ、100カ国以上で販売している。

とのことです。

「血友病」「ADHD」を直せる薬もすごいんです、すごいんですが、それもこれも「おおっ!!」となりきらない感じです笑 

武田薬品の買収目的

「そんなニッチな企業買収してどうすんのよ」って思う人もいるかと思うのですが、武田薬品とシャイアーの売上高を合わせると、日本の製薬企業としては初めて世界のトップ10入り(9位)を果たすことになるんです

日本の製薬会社は、兼ねてから世界10位以内に入り、業界の『メジャー』になることを目指してきた節があります。武田薬品がこれを達成することは、日本製薬業界の悲願であったということですね。

ただし、そんな体面だけが理由ではなく、武田薬品には1999年に糖尿病治療薬「アクトス」を発表してから大型の自主開発新薬を作りだせておらず、武田本体の収益力が低下しているという問題を抱えていました。

武田薬品の純利益は1,686億円の一方でシャイアーは4,600億円もあり、売上ベースで見ると武田に負けていたシャイアーが純利益ベースで見ると上回るという状態でした。

つまり、シャイアーは『稼げる会社』なのです。

自社の収益力が低下している中、武田薬品が自社には無いその収益力に目をつけ、買収したいと思うのは当然のことでしょう。

買収に7兆円を費やしても、シャイアーが現在の収益を維持できると仮定すれば15年で償却できてしまいますし。

これらのことを考慮し、武田薬品は今回の買収に踏み切ったのだと思われます。

おわりに

武田薬品による今回の買収理由は、①製薬会社メジャーへの仲間入り収益力の増強の二つということでした!!

今回の買収を機に、日本の武田薬品が世界のTakedaになったことを日本人として嬉しく思います♪( ´θ`)ノ

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

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