こんにちは、Kurochuです( ^ω^ )
先日、フィリピンの高級コンドミニアムに宿泊した記事を書いたのですが、今回は、久々にセブ島を訪れてみて気になったことを書いていこうと思います。
はじめに
先日、セブ島をのんびり歩いていたところ、ふと見慣れない車を見つけました。それがこちら。車体の横にBeepって書いてありますね。絶対ジプニーの「ジープ」を意識したとしか思えないネーミング(笑)
フィリピンの街中で見る公共交通機関は、基本的にジプニーしかありません。ちなみにジプニーはこんなやつ↓
その中で異色を放つBeepが気になったので、ちょっと調べてみると、フィリピン現地の新聞がこれについて報道していました。今回はそこから抜粋して記事を書いていこうと思います。
現地新聞の報道
一年で最も交通量が増加するクリスマスの前に、セブ島初となる近代的な公共交通機関(Mordernized Public Utility Vehicles=PUVs)が登場します。
一般的にはBeepとして知られているBagong Jeepsは12月20日にPersano Corp.によって運行が開始され、最初の二日間は当局が承認したルートに沿ってテスト走行する予定です。明日(土曜日)より、Beepsは乗客を乗せての運行を開始します。
Beepsはフィリピン運輸省が打ち出した『公共交通機関近代化プログラム』に沿ってPersano Corp.が開発した次世代の公共交通機関であり、11月26日に正式に発表されました。
Beepの座席数は24、さらに10人の乗客が立ち乗ることが可能となっています。全車両に、エアコン・Wi-fi・ゴミ箱・監視カメラが備わっています。
Persano Corp.はセブシティにおいて、2つのルートに合計40台のBeepを投入する計画です。Beepのルートは以下の通り↓
ルートA
ルートB
Persano Corp.は、Beepの料金について、初乗り5キロまでであれば8ペソ、それ以降は1キロごとに1.2ペソづつ加算していくと公表しています。また、Beepは24時間365日運行されます。
Persano Corp.の担当者によると、日曜日に運行されるBeepは平日よりも少なくなると述べています。また、運行開始から数日間は5台程度の運用に留める方針も示しており、同期間中にBeepがビジネスとして成立するのか見極めるものと思われます。
セブ市交通局は、Persano Corp.に45日間の試運転期間を与えており、同社が提案した2つのルートでのBeep運行が持続可能なものになるのかを注視していく方針です。
Persano Corp.はセブ島において1000人以上の会員数を誇っている最大の交通グループ会社、セブ統合運輸サービス多目的協同組合(Citrasco)からBeep向けのドライバーを雇っています。Persano Corp.の運営部長であるWarren Flores氏は、すでに98名のドライバーを確保しており(Citrascoからの出向者が大半)、彼らの給料は10時間勤務の場合、最低500ペソを保証するとのこと。
先日行われた試運転に参加したドライバー歴25年のElisio Villarin氏は、PUVsの運転は最高の経験だと同士のインタビューに答えてくれました。「新しいブランドであると同時に、車内にはエアコンもあるところが、今までのジプニーと比べて良いところだね。今まではドライバーになるために、車体をレンタルする必要があったが、Beepは給料制度を導入しているため生活が安定した」と嬉しそうに語っていました。
まとめ
評判の悪いセブ島の公共交通機関ですが、Beepの登場が示しているように、政府もその改善に努めていることが分かりました。交通機関の発達によって、今後さらなる観光客の増加や投資拡大に期待が持てそうですね!!
日本はどうやって地方路線を廃止しようかと政府が頭を抱えているにも関わらず、フィリピンはエネルギーで満ち溢れ、次々に開発計画が出現しています。やっぱり、将来は衰退まっしぐらの日本ではなく、元気な国に住みたいなぁ(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
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